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「悪魔の呪文」(あくまのじゅもん、Hocus Pocus)は、オランダのロックバンドであるフォーカスの2枚目のアルバム『フォーカスII』(インターナショナル盤のタイトルは『ムーヴィング・ウェイヴス』)に収録された、1971年の楽曲。バンドのギタリストであるヤン・アッカーマンと、フルート/キーボード奏者であるが書いた曲である。 短く編集されたバージョンがシングル化され、B面に「ジャニス (Janis)」を収めて、インペリアル、ポリドール、といったレーベルから、1971年にヨーロッパで発売されたが〔45cat.com; NL Imperial Records single release 〕〔45cat.com; DE Polydor single release 〕〔Discogs; UK Polydor single release 〕〔Discogs; UK Blue Horizon single release 〕、イギリスでは1973年までチャート入りすることはなかった〔Official Charts (UK); UK single release 〕。演奏のテンポを上げた再録音「Hocus Pocus 2」は、「House of the King」をB面に収めて、1972年にヨーロッパでリリースされた〔Discogs; "Hocus Pocus 2"; DE single release 〕。アメリカ合衆国とカナダでは、「悪魔の呪文」(Hocus Pocus) と「Hocus Pocus II」をA/B面に収めたシングルがサイアー・レコードから1973年にリリースされた〔45cat.com; US single release 〕〔Discogs; CA single release 〕。 この曲は、1973年の春から夏にかけて、イギリスでは最高20位まで上昇し、カナダでは18位、合衆国では9位に達した。2010年6月6日、この曲は全英シングルチャートに再登場して57位となったが〔、これは、2010 FIFAワールドカップ期間中に流れた「ナイキ」のテレビ広告に使われ、この曲を気に入ったが、イギリスのラジオ番組『''The Chris Moyles Show''』でこの曲を頻繁に流したためであった。この曲は、ヴァンダルズがカバーし、1984年のデビュー・アルバム『''When in Rome Do as The Vandals''』に収録した〔Discogs; The Vandals – When In Rome Do As The Vandals 〕。 日本では、2012年に「ピカルの定理」内のコント「綾部天狗〜まいったなぁぁ〜」でテーマ曲として使用された。 == 内容 == 「悪魔の呪文」はロンド形式を踏まえており、パワフルなロック的コードのリフと交互に、ヨーデル、オルガン、アコーディオン、スキャット、フルートによるリフや口笛など、様々なソロの「ヴァース (verses)」(オリジナル版では、すべてテイス・ヴァン・レールが演奏している)が登場する。アルバムに収録されたものと比べると、シングルのバージョンはかなり短く編集し直されている。 「Hocus Pocus 2」は、よりテンポが速いバージョンで、ヨーロッパでは、シングルA面としてリリースされ、北アメリカでは「悪魔の呪文」のシングルのB面に収録された。ライブ演奏を行なう場合、フォーカスは「悪魔の呪文」をさらに速いテンポで演奏することが多かった〔Knight, Gladys (host) (5 October 1973). ''The Midnight Special''. Season 2. Episode 4.〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「悪魔の呪文 (曲)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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